大地の芸術祭2024
- 2024.08.14
越後妻有地域で2000年より20年以上続いている現代アートの祭典であり、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024」が絶賛公開中です。
「十日町・川西・中里・松代・松之山・津南」の6つで構成される広大なエリアの中から、当宿の位置する「松之山エリア」をはじめとするいくつかの作品をご紹介いたします。
ステップ イン プラン
十日町、松代方面から松之山に向かう交差点にそびえ立つ巨大な看板オブジェクト。階段で上に登っていけば、松之山の風景を見渡していただけます。
ジョン・クルメリング(テキストデザイン浅羽克己)
作品番号 Y026/制作年 2003
鑑賞時間 日中/エリア 松之山
夢の家
第1回目の「大地の芸術祭」にて誕生した、「夢を見る」ためにつくられた古民家の宿泊施設です。ゲストは昔の里山の生活に浸りながら赤、青、緑、紫の部屋で作家デザインのパジャマで眠り、翌朝見た夢を書き残していただきます。
マリーナ・アブラモヴィッチ
作品番号 Y013/制作年 2000
鑑賞時間 11:00~16:00/エリア 松之山
エリクシール/不老不死の薬
松之山の伝統的な木造の蔵が薬屋や博物館を思わせる作品に生まれ変わっています。地元の植物を焼酎に漬けたジュース「エリクシール」が飲めるショット・バーでもあります。
ジャネット・ローレンス
作品番号 Y035/制作年 2003
鑑賞時間 11:00~16:00/エリア 松之山
ブラックシンボル
松之山の高台から温泉街を見守るように聳える、大きく黒い鉄の雄牛のシルエット。作家の母国の国民的シンボルが、松之山とスペインをつなぐ絆を示しているようです。
サンティアゴ・シエラ
作品番号 Y106/制作年 2018
鑑賞時間 日中/エリア 松之山
不思議な石
地図製作の技法「等高線」をモチーフに生み出されたインスタレーション。自然の中にレイアウトされた、鮮やかな配色のオブジェが印象的です。
エルパロ
作品番号 Y120/制作年 2024
鑑賞時間 日中/エリア 松之山
棚田
稲作の情景を詠んだテキストのオブジェを手前に、農作業に勤しむ人と動物を形どった彫刻を奥の棚田にレイアウト。農舞台内の展望台から見ると、詩と風景、彫刻作品が重なった眺めが浮かび上がります。
イリヤ&エミリア・カバコフ
作品番号 D001/制作年 2000
鑑賞時間 [~7/12, 11/11~]10:00-17:00(最終入館16:30)
[7/13~9/30]9:30-18:00(最終入館17:30)
[10/3~11/10]9:30-17:00(最終入館16:30)
エリア 松代
リバース・シティー
一本一本に世界各国の名前を記され、さまざまな長さとカラフルな色合いを持つ鉛筆たち。この巨大なオブジェは地面から約2メートルの高さに、太い柱で吊り下げられています。
パスカル・マルティン・タイユー
作品番号 D184/制作年 2009
鑑賞時間 日中/エリア 松代
奴奈川キャンパス
2014年3月に閉校した奴奈川小学校は、地域の価値を実践的に学ぶ学校として生まれ変わりました。校舎の内外にはさまざまな作品が設置され、オフィシャルツアー限定となる米澤文雄シェフ監修の「TSUMARI KITCHEN」も併設されています。
山岸綾
作品番号 D331/制作年 2015
鑑賞時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 松代
大地のおくりもの(奴奈川キャンパス内)
奴奈川キャンパスの正面玄関からエントランスホールの側面全面に作品が広がっています。壁に張りつけた木材に、彫刻によって刻まれた森が浮かび上がります。
鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志
作品番号 D332/制作年 2015
鑑賞時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 松代
南極ビエンナーレ – フラム号2(奴奈川キャンパス内)
13か国のアーティストらが参加し、2017年に開催された南極ビエンナーレ。この人類共通の問題を追及する美術展の企画者アレクサンドル・ポノマリョフが中心となり、未来の生活を想像させる空間をキャンパスの一室に設えました。
No name
作品番号 D340/制作年 2018
鑑賞時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 松代
木湯(奴奈川キャンパス内)
木球に浸かる「木湯(もくゆ)」を中心に、妻有各地の温泉をイメージした銭湯のような体験型の作品です。触感・香りなど五感を通じて木。に触れていただけます。
鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志
作品番号 D397/制作年 2024
鑑賞時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 松代
惑星トラリス(奴奈川キャンパス内)
竹を素材にサウンドオブジェを創作する松本秋則氏と、猫をモチーフにした作品で知られる松本倫子氏が生み出した架空の惑星「トラリス」。感性に訴えかける様々ななオブジェが空間に広がります。
松本秋則+松本倫子
作品番号 D398/制作年 2024
鑑賞時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 松代
Saiyah #2.10(奴奈川キャンパス内)
ベルリンを拠点に活躍するマルチメディア・アーティスト瀬山葉子氏による、光のインスタレーション。回転するガラス板を利用して白色光を分光、再混合することで、いくつもの色彩の重なりが生み出されます。
瀬山葉子
作品番号 D399/制作年 2024
鑑賞時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 松代
瀬山葉子
作品番号 D399/制作年 2024
鑑賞時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 松代
除雪式奴奈川姫(奴奈川キャンパス内)
たくさんの失われた窓のために
窓から見える風景を通して外に広がる妻有の風景。そして妻有の風に吹かれて揺れるカーテン。自然と一体となる大地の芸術祭を体現したような作品です。
内海昭子
作品番号 N028/制作年 2006
鑑賞時間 日中/エリア 中里
Kiss & Goodbye (土市駅)
世界的な絵本作家である作者。JR飯山線が舞台となる新作絵本「幸せのきっぷ Kiss & Goodbye」をテーマに、土市駅と越後水沢駅の横に設置された作品です。絵本の内容は、両親 を亡くした少年と飼い犬が列車に乗って、田舎のおじいさんを訪ねて行く物語となっています。
ジミー・リャオ
作品番号 T325/制作年 2015
鑑賞時間 10:00-17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 十日町
Kiss & Goodbye (越後水沢駅)
先に紹介した「Kiss & Goodbye (土市駅)」と連作となる作品です。ふたつの作品は、豪雪地帯である越後妻有地域で見られる通称「かまぼこ型倉庫」に着想を得てデザインされました。倉庫内では絵本のメッセージを伝えるインスタレーションや絵、動画や音楽などが展示されています。
ジミー・リャオ
作品番号 T326/制作年 2015
鑑賞時間 10:00-17:00(10・11月は16:00まで)/エリア 十日町
美人林
松之山近辺には自然のアートともとれる美しい景色が広がっています。代表的なスポットの一つ「美人林」は、松之山松口の3ヘクタールほどの丘陵に広がる樹齢約100年のブナ林。大正末期、木炭にするため全て伐採され裸山になりましたが、翌年春にブナが一斉に芽生えて成長し現在の姿に。その立ち姿の美しさから「美人林」と呼ばれるようになりました。
星峠の棚田
斜面に広がる大小200枚の水田たち。 四季を通じて朝昼晩と様々な表情を見せる星峠の棚田は、十日町市に点在する棚田の中でも最も人気がある棚田スポットです。 雲海が発生し、水鏡が輝くシーズンには、美しい風景を眺めようと全国各地から多くの人々が訪れています。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024」は、2024年7月13日(土)から11月10日(日)まで開催。全期間を通じて、火・水曜日が定休となります(一部作品施設は通常営業)。
お出かけに際しては、300点以上あるアートを1回(一部の施設は2回まで)鑑賞いただける「作品鑑賞パスポート」をご用意ください。お求めはオンラインかコンビニエンスストアで事前に「パスポート引換券」をご購入いただき、現地付近の「大地の芸術祭 案内所」にてパスポートと引き換え。もしくは「案内所」で直接パスポートをご購入ください。パスポート購入についての詳しくは、こちらのページをご覧ください。
【大地の芸術祭 案内所一覧】
十日町市総合観光案内所 (十日町駅西口内) /松代・松之山温泉観光案内所 (まつだい駅内)/津南案内所(大口百貨店内)/MonET回廊特設案内所 /まつだい「農舞台」案内所 /清津峡観光案内所 /「森の学校」キョロロ案内所 /下条案内所(神明水辺公園) /ナカゴグリーンパーク案内所 /雪あかり案内所(今泉記念館内)/越後湯沢駅案内所