松之山温泉の高台から温泉街を見下ろす「ブラックシンボル」は、2018年の「大地の芸術祭－越後妻有アートトリエンナーレ」で生まれたアート作品の一つ。スペインの有名シェリーブランド「オズボーン・グループ」のシンボルマークが、巨大なオブシェとして松野山の自然に溶け込んでいます。
途中に見かける「鷹の湯源泉」の湯煙や「不動滝」の響きも、温泉地へ来たことを告げてくれますよ。

チェックインされたら、当宿自慢の露天風呂「月見の湯」で、旅の疲れを癒してください。松之山温泉の湯には、温泉と認められる基準値の「15倍」もの温泉成分が含まれており、その濃さゆえに「薬湯」とも呼ばれています。また「98℃」の高温で噴出し、豊富に含まれた塩分の作用で体がよく温まることから「熱の湯」の異名も持っているんです。　【松之山温泉について詳しくはこちら】

一日目を「一泊二食付きのプラン」や「素泊まりプラン」でご予約いただければその日のご夕食は、里山の味わいを伝える「会席料理」をご用意いたします。地元の棚田で採れる「棚田米」や「新潟地鶏」、新潟の銘柄豚「妻有ポーク」を熟成させた「越乃紅 」 。地元食材と郷土料理を大切にした、懐かしく身体に優しい味をお楽しみください。新潟自慢の日本酒に、クラフトビール。地ワインや宿主が厳選するブルゴーニュワイン、冒頭の「ブラックシンボル」との縁ともなったスペイン「オズボーン社」のシェリー酒も取り揃えております。

ご夕食の後は温泉街の奥、2025年にオープンしたばかりの 【Ponsh Hotel 睡夢 suimu 】 １Fのバーなんていかがでしょうか。松之山温泉にある「酒の宿 玉城屋」が手がける古い旅館をリノベーションしたホテルで、バーでは日本酒はもちろん日本酒のカクテルや、炭をアレンジしたフードにラム酒入りのソフトクリームなど大人が愉しめるメニューが並びます。

翌朝、目が覚めましたら温泉街の早朝散歩へどうぞ。温泉街の奥にある古民家を移築した体験施設「地炉」や「ちとせ」のエントランスでは、街の山温泉の足湯にも浸かっていただけますよ。

「ちとせ」の向かいにある「湯治BAR／松之山温泉 里山ビジターセンター」では、10時よりカフェタイムでコーヒーや紅茶に各種のドリンクを注文いただけます。地元ならではの観光情報やおすすめの観光ルートもご案内いたしますので、電動自転車のレンタサイクルやドライブにお出かけください。

電動自転車ルートでおすすめが「ちとせ」から6.3kmの松之山温泉を代表する景勝地「美人林」。一度は伐採されて原野になった土地から、一斉に均一にブナが育ったことで生まれた奇跡の風景です。光に透けて輝く緑の葉、林を抜ける風のざわめき、木漏れ日の煌めきを五感で味わってみてください。

ドライブでしたら「ちとせ」から16.3kmの「星峠の棚田」がおすすめです。約200枚もの大小の水田が斜面に広がり、 季節によって移ろう表情を見せてくれる絶景を目にしてみてください。

「ちとせ」館内には、松之山の自然を写し撮った写真集や、松之山に由来する資料や伝記などの数々。さまざまなカテゴリーの小説やコミックなど豊富な書籍が並ぶ「ちとせ文庫」もございます。飲み物のご用意もございますので、散策の途中や入浴、食事前のひと時などを自由にお過ごしください。

二泊目以降には、夕食なしの【1泊朝食プラン】や【素泊まりプラン】をご予約いただき、「湯治BAR」の18時からご注文いただけるフードメニューをぜひご利用ください。中でもナラやブナなど、松之山地域の間伐材を薪として活用した「薪窯焼き」がおすすめです。キノコや山菜など、地元食材が主役の焼き立てピッツァや、松之山名物の「湯治豚」のスペアリブワイルドグリルなど、松之山の恵みを存分に味わっていただけます。クラフトビールに日本酒、各種ワインにシェリー酒などを自由に組み合わせてみてください。

「ひなの宿ちとせ」には、「温泉街に暮らすように泊まる」をテーマとした滞在型の客室もございます。リビングダイニングキッチンやランドリールームを備えた離れ【かわ胡桃（くるみ）】 は、リビングダイニングキッチンやランドリールームを備えた２泊以上からご利用可能のお部屋です。

「ひなの宿ちとせ」本館内の温泉スイート「102㎡ 雪あかり」と温泉セミスイート「65㎡ なごり雪」、も客室内に調理器具や食器・カトラリー類を備えたキッチンに加えて、源泉掛け流しの湯をプライベートにお愉しみいだける開放的な「温泉露天風呂」も備えています。

豊かな自然に触れるのんびりとした里山の数日間。心と身体の休息と、明日への活力へとつながる癒し。日本三大薬湯の温泉とともに、自分を取り戻すような「和のリトリート」を楽しんでみてください。